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別のコラムで死と生は表裏一体であると言いましたが、別れと出会いも同様に、表裏
一体の関係にあります。別れてもまた次の出会いがあるという意味ではありません。
永く一緒に暮らしてきたペットが亡くなり、いやおうがなく別れなければなりません。
ただただ寂しい、空しいだけでは次の出会いはありませんが、この際ペットの生と死と
いうものを真剣に考えてみよう。ペットと人間との係わり合いをじっくり味わいながらかみ
締めてみよう。
そのような心の持ち方で、初めて見えてくるものがあります。今まで曖昧模糊としていた
ものが、霧が晴れるように、その姿を現してきます。その姿との出会いこそがペットたちが
懸命になって叫んでいた実体ではないでしょうか。
人によっては御仏であったり、また真理であったり、自分真の姿であったりと、まちまち
かも知れませんが、ペットの死に立ち会えなければ、死ぬまで会うことがなかった姿かも
知れません。
世は空前のペットブームで犬だけでも全国に1200万匹いるそうです。この1200万匹も
十数年後にはすべて亡くなっているでしょう。この1200万の犬を飼っていた人が
その姿に出会えるように、犬は今も懸命に頑張っています。
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